こんにちは、すてぃ次郎です。
今回は、「Zoom決算から考える個別株の難しさ」について書いていきます。
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初めに
8/30にZoom Video ( ZM ) の2022年度2Q決算発表がありました。
成長率鈍化があるものの、市場参加者の殆どが良い決算を出してくると予想していました。
しかし、実際には先行きが暗い予想より悪い決算が出てきました。
私もびっくりしましたし、恐らく機関投資家もびっくりしたと思います。
実際にZoomの株価推移は以下のようになっています。

あれだけ決算をクリアしてきた銘柄がこぼし始める恐怖を感じた方も多いでしょう。
今回は改めて個別株の難しさについてお話していこうと思います。
Zoomの決算概要
まずは、Zoomの決算についてみていこうと思いますが・・・その前になぜ決算が重要かお話しようと思います。
簡単に一言で言うならば、大口である機関投資家が決算で売買判断をしているためです。
ARKとか独特なコンセプト会社は除いて基本的に決算の良し悪しで判断をしています。
もっと、株式ルールについてお話してもよいのですが長くなるのでまたの機会にします。
早く知りたい方は配信でコメント頂ければお答えいたします!笑
という訳で本題ですが、数字概要は以下の通りです。

これを見ただけで少し怪しいなと思った方は中々鋭いと感じます。
基本的に、今期のEPS/売上高は全く問題ないですよね。
ガイダンスにおいても来期EPSミスをしましたが、概ね問題ない様に感じます。
しかし、これには2点怪しい点があります。
一つは今期の売上高成長率。もう一つは、来期売上高ガイダンスです。
ちょっと先回りした説明をしますが、以下の資料をご覧ください。

一つ目は、前回発表されたガイダンスと今期の売上高の乖離率です。
従来Zoomはガイダンスより大きく上振れする傾向がありました。
しかし、今期は乖離率が一気に小さくなっています。
ガイダンスを発表している時には次の決算数字が既にいくらか立っています。
その中で、今まで通りの読みで通じなくなっている点は非常に良くない兆候です。
二つ目は、来期の売上高の成長率です。
YoY+28.9%はもはやグロースギリギリの銘柄です。
多少上振れはすると思いますが、過去に落ち込みが無かったZoomが前期比較でも落ち込んでいるのは予想外でした。
以前までの成長率を見ると、

YoY+100%越えはどこに消えてしまったのかといった印象ですよね。
勿論、私も前期から予想はしていましたが来期ガイダンスがここまで下振れするとは予想していませんでした。
基本的にグロース株は未来の成長(利益)を求めて、高い価格で買っていくのが主流ですから今回の決算でZoomは梯子を外されました。
個別株投資の難しさ
Zoomの決算を見た時に、「個別株に絶対はないな・・・」と感じました。
連続で決算を超えてきた銘柄も決算で成長性を示せなければ1晩にして-16%です。
しばらくは株価が戻ることはないでしょう。
また、今回の決算で改めて感じて頂けたと思いますが決算概要の数値だけで確認しても判断は付きません。
ガイダンスEPSがミスだから売ります…という方は論外として、しっかりと成長性を確認していく必要があります。
決算数値分析をして、グラフを作り、カンファレンスコールを聞いて・・・と1日でする作業は意外と多いです。
大型株だから大丈夫!やこの銘柄だから大丈夫!と言うことが無いことは、Amazon/Zoomの決算で明確になっていくと思います。
グロース株は特にしっかり確認していく必要がありますし、どの銘柄でも運要素も強いということですね。
すてぃ次郎の所感
すてぃ次郎は個別株が好きで様々持っていますが、やはり非常に危険なことと感じています。
今の所、幸いにも大きな被弾をせずに済んでいますがいつ自分の身に降りかかるか分かりません。
銘柄についても分析や決算分析を続けていける人でなければ個別株投資は難しいと思います。
知識や経験は段々ついてくると思いますが、やる気と時間が無ければ出来ません。
すてぃ次郎は今は時間的に恵まれているので出来ていますが、今後はどうなるかは分かりません。
改めて、時間が取れない方はVTI/VOOなど比較的安定したETFで良いと感じています。
いつも前向きなすてぃ次郎がそういうぐらいショッキングな出来事でありました笑
以上、すてぃ次郎でした!
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